プレバイオティクスとは
胃で分解されずに小腸、大腸まで届き、有用菌のえさになる成分のこと。その結果、体に良い作用をおこす成分。
引用:Gibson GR et al J. Nult 125: 1401-1412, 1995)
引用:Gibson GR et al J. Nult 125: 1401-1412, 1995)
- 消化管上部で加水分解・吸収されない
- 腸内に共生する有用菌の選択的な栄養源となり、有用菌(善玉菌)の増殖を促進する
- 腸内細菌叢構成を健康的な構成に改善し維持する
- 宿主の健康増進の維持に役立つ
Gibson GR and Roberfroid MB. (1995) Dietary modulation of the human colonic microbiota: introducing the concept of prebiotics., J Nutr, 125, 1401-1412
- ポリフェノールや多価不飽和脂肪酸もエビデンスがあればOK
- 腸内だけではなく肌表面などの有用菌に対して効果があるもの
Glenn R. Gibson et al. (2017) The International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics (ISAPP) consensus statement on the definition and scope of prebiotics., Nat Rev Gastroenterol Hepatol
「プレバイオティクス」と「プロバイオティクス」との違い
- ○「プレバイオティクス」は、腸内で有用菌(善玉菌)のえさになる成分のこと
- ○「プロバイオティクス」は、人体に良い影響を与える有用菌(善玉菌)そのもの、または有用菌を含む製品、食品のこと
腸は「第二の脳」「肌を移す鏡」といわれ、全身の健康状態を左右します。「プレバイオティクス」であるケストースによって増殖された善玉菌(有用菌)の産生する成分が免疫機能の調整や代謝改善など他の効果をもたらし、全身に良い影響を与えます。外から「プロバイオティクス」である有用菌を加えるよりも安定した効果を示します。